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コミック M.I.Q について(2)

マンガ『M.I.Q』の紹介の続きです。

このコミックを読んで株に興味を持った人を何人か知っていますが、彼ら
はだいたいがアキバ系のようです。パソコンやネットにそこそこ詳しく、ゲ
ームやアニメが好きな人たちを惹きつける何かがこのコミックにあるのか
もしれません。

何といっても、トレードは身銭を切って知力と精神力を駆使する最高のゲ
ームですからね、アキバ系を惹きつけるのもうなずけます。

彼らはゲームに慣れているからか、コミックの世界に自分を投影するから
か、自分なら儲かると考える自信満々な人が多いようです。

実際、マンガの中に書いていることは一通り頭に入れていたりします。


トレンドラインを引いて株価のトレンドを知り、サポートラインやレジスタン
スラインでトレンドの転換点を推測する。株価が移動平均線を上に抜けた
ら買い、下に抜けたら売り。予測が外れたら損切り。



なんてすらすらとしゃべったりしているから面白いです。

僕は別に株を勧めることもないし、儲かりっこないからやめろなんてことも
いいません。やりたければやればいい。

それが自己責任っていうものです。



このコミックの評判は2つに分かれるようです。

ひとつは、「労働を馬鹿にして不労所得を賛美する、けしからん作品」とい
うもの。これは株に対するおおかたのイメージそのものです。

もうひとつは、「これからの時代は子どもの時期からマネーのセンスを磨
いておくべきで、それにうってつけの作品」というもの。

僕は株アレルギーがないし(あったら投資家やってられません)、労働も
不労所得もしょせんお金を得る手段にすぎないと思っているので、こうい
うコミックは嫌いじゃないです。

対立する人々の意見を見ていると、どうしてもカネにものをいわせてフジ
サンケイグループを手に入れようとするライブドア堀江社長に対する毀誉
褒貶とダブります。

しょせん生きるには金が必要だし、われわれはみんな金がほしいと考える
わけです。でも金は汚いという意識も一方であって、「不労所得」や「マネ
ーゲーム」で世渡りができるとは考えたくないわけです。

このコミックで、お金との向き合い方をもう一度考え直してみるのもいいか
もしれませんね。



M.I.Q.(第1巻)




M.I.Q.(第二巻)






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