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二番底のない相場形成はない



まぐまぐより



日経平均は1万1000円を中心にいつ終わるとも知れないレンジ
相場が続いています。

日本企業の業績の好調さから見て強気の見方が大勢のようです
が、僕はあえて「日経平均1万円割れ説」を唱えています。

相場というのは大きく下げないと大きく上がらない。全般的な日
本経済の強さからして、長期的には現在の水準よりもずっと上昇
するのが自然ですが、その「前夜祭」として日経平均1万円割れ
という「通過儀礼」が必要ではないかと考えます。

「松井証券マーケットプレゼンス」にて、僕の考えを裏付けるデー
タがありました(証券アナリストの吉見俊彦氏)。



歴史的に過去の中大勢的なボトムからの反騰とその後の動きを見ると"二番底
のない底値形成はなかった" ということが思い起される。そうなるとこの年末年
始相場は何とか持ちこたえたとしても、2005年は景気との関連あるいは米国株
価の動向とも合わせて、もう一度の下値模索の可能性もあることを頭の中に入
れておく必要がありそうだ。

1 朝鮮動乱特需に沸いたあとのスターリン暴落後。一番底1953年4月295円、
戻り高値53年9月450円、二番底54年3月314円。押し目率88%、下落率30%。

2 所得倍増論高値のあとの証券不況後。一番底1965年7月1,020円、戻り高値
66年4月1,588円、二番底67年12月1,250円。押し目率60%、下落率21%。

3 列島改造論高値のあとの第一次石油危機の現実悪安値後。一番底1974年
10月 3,355円、戻り高値75年5月4,564円、二番底75年9月3,814円。押し目率62
%、下落率17%。

4 バブル崩壊後の最初の突っ込み安値とそのあとのPKO相場。一番底1992年
8月 1万4,309円、戻り高値92年10月1万8,908円、二番底92年11月1万5,993円。
押し目率63%、下落率15%。

この語り継がれている4回のケース、いずれも二番底を形成確認してからが本
格的な大出直り相場となっている。この4回の平均でみると押し目率は68%、
下落率は21%。それまでの暴落あるいは長期低迷安に対する反動高と、久し
振りの上昇相場への先行買いが一段落したあとは、もう一度現実環境を見直
しての地固めをする形となっていた。

慣れきったデフレから浮上の前の金利高リスク、米国頼み経済から独り立ちす
る前の円高リスク、こうしたことの試練を乗り切って始めて、日本株が復活する
と思われる。 "二本足で立った相場は強い" と言われるが、もし二番底を想定
するならば、前4回の平均を当てはめてみると、押し目率で9,100円前後、下落
率でも9,600円台となってしまう。
そこまでの下げは考えたくはないが、1万円割れぐらいはあり得ると見たほうが
良いかも知れない。




バブル崩壊後の最安値となった2003年4月の7,607円からの反
騰相場は、04年4月の戻り高値1万2,163円まで、かなり一本調
子な上昇相場でした。われわれは何となく日経平均1万円割れ
はもはやないと考えがちですが、そこにこそ落とし穴がある。

吉見氏は「そこまでの下げは考えたくはないが」と願望的に書い
ておりますが、相場に願望は通用しません。

重要なのは、「相場は二番底をつけたがっている」ということです
(僕の勝手な考えですが…)。僕は願望よりも、マーケットの生理
を重視したいと思います。

2004年12月記す。



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