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ポリティカル・サイクル



まぐまぐより

通勤は電車。結構時間があ
り、雑誌1冊を読みきってし
まう。

先日週刊サン デーを読み
終えた時にふと向かいに座
っていた人をみると、マガジ
ンを読み終えたようだった。

相手もこちらに気づき、無言
でお互い立ち上がり、そのま
まスッとお互いの雑誌を差し
出す。

なんか、ユニフォーム交換の
様なすがすがしさがある朝だ
った。


日本の景気はだいたいにおいてアメリカと中国の景気次第だったり
するわけで、株価の傾向を占う上で両国の景気判断は欠かせませ
ん。

今年のアメリカは、中国は、景気がいいのか、悪いのか。

経済の分析というのは複雑で、専門家でもよく誤りを犯します。ま
たわれわれが経済統計とにらめっこして経済分析するというのも
能力的・時間的に難しいものがあります。

そこで、政治との関わりから両国の景気の動向を判断するという
「ポリティカル・サイクル」をご紹介します。

これはだいたいの傾向・ジンクスとでもいうべきもので、当たるも
八卦的なものもありますが、知っているのと知らないのとではか
なり投資成績に差が出てくるかもしれません。


着目するのはずばり、アメリカだったら大統領選挙、中国は共産
党大会です。

まずアメリカですが、アメリカ政府は選挙対策の一環として、大統
領選挙に向けてマクロ政策を駆使し景気を刺激する傾向がありま
す。その結果、選挙年に景気がピークに達し、選挙後の引き締め
により景気が後退することになります。

だから乱暴に言って、アメリカの株は選挙前2年が高く、選挙後
2年は安い
と思っておけばいい。

アメリカの大統領選挙は2000年、2004年、…というふうに、

2000+4の倍数

ですから分かりやすいですね。

ということは、来年以降のアメリカ経済は、…。


次に中国ですが、これは5年周期です。すなわち、中国経済は共
産党大会が催される年とその翌年の平均成長率がそれぞれ9%
台後半、10%台と高くなる傾向があり、その一方で次の党大会
までの3年間は往々にして低下する傾向があります。

その理由も、アメリカと同じく政権の求心力を高めるためです。な
んだかんだいって、独裁国と思われがちな中国も国民の支持なし
には政権を維持できないのです。

そこでまた乱暴に言うと、中国の景気は共産党大会をはさんだ
3年がよくて、あとの2年は悪い
といえます。

今世紀最初の共産党大会は2002年にありました。だから共産党
大会の周期は、

2002+5の倍数

です。


そんなかんじで、来年(2005年)のアメリカ・中国の景気がいいか
悪いか考えてみましょう。その上で、日本株が高くなるか安くなる
か、考えてみましょう。

まあポリティカル・サイクルはあくまでジンクスですが、おそらくそこ
らのアナリストが言っていることとは違う結果になるんじゃないでし
ょうかね。




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