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賢明なる投資家割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 賢明なる投資家割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法

著者:ベンジャミン・グレアム / 増沢和美
出版社:パンローリング
本体価格:3,800円


わざと損する



まぐまぐより

パソコンで何か文章を作っ
ていた社長が、

社長「あれ?おっかしいな
〜いっつもこの漢字、出な
いんだよなぁ」

私 「何んて字ですか?」

社長「【病院】だよ」

ええ?そんなバカな!と思
って画面を覗いて見ると、
社長は【びょいん】と打って
いた。

今までは【やまい・いん】で
しのいできたらしい。

<損と向き合う>

誰しも株で損をするのは嫌である。しかし、損をしない株式投資家など
いるわけがない。そこで、われわれは損と向き合うことが重要である。

その第一の方法は、損切りをすることである。損は早めに処理して資
金を再結集し、再度のチャンスに備える。短期投資家向けの戦略であ
る。

第二に、損を無視することである。損をしても気にしない、配当をもら
いながら、値上がりするのをのんびりと待つ。長期投資家向けの戦略
であり、これも一つの手であることは間違いない。

そして第三に、第一と第二に関連することであるが、わざと損するとい
う方法がある。この戦略は、これまで個人投資家には有効活用しづら
い手法であった。しかし、今回の証券税制の改正によってやりやすく
なった。

投資は知的ゲームである。制度はうまく利用したい。



<損益通算>

改正のポイントは、損益通算が1年から3年になったことである。

たとえば、ある年に100万円損をし、次の年に100万円利益を得た場
合、その人にとって見れば損も得もなく、プラスマイナスゼロである。し
かし、これまでの税制上は、その人は得をしたとみなされ、100万円の
利益に関して税金を払わなければならなかった。

もちろん、ある年の中で100万円の損と100万円の利益が生じた場
合には、この人の損益はゼロである。これが損益通算が1年というこ
とである。

損益通算が1年から3年に伸びたということは、「損の貯金」ができる
ということである。「今年100万円利益が出たけど、去年100万円損し
ているから、損益通算してプラスマイナスゼロになる。だから今年も税
金を払わなくていい」ということが可能になったということである。

損益通算をしなければ、現行税制上株式売買益にかかる税率は
10%であるから、この人は10万円納税しなければならなかったので
ある。



<損出し>

この損益通算をさらにうまく利用するのが「損出し」という手法である。

今年株で利益が出たとする。このままでは納税額が多くなり大変だ、
という場合は、手持ちの株で評価損を抱えているものを売るのである。
これで利益が圧縮できて節税になる。

今年株で損が出た場合も、持ち株に評価損を抱えているものがあれ
ば積極的に売っておく。これで損の貯金をして来年、再来年に備える
のである。

持ち株を手放したくなくても売っておくのである。そして売りと同時に買
いを入れておく。これを「クロス取引」というのだが、持ち株を手放すこ
となく損の貯金をする、機関投資家がよくやる手法である。今は手数
料が安く、一定額の取引における手数料が定額というところもあるの
で、こういう取引もわれわれはやりやすくなっている。

ネックは損をした年から確定申告が必要なことであるが、確定申告は
いい経験なので楽しんでやるのがいいと思う。




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