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諦めていた頑固なよごれも
みるみるうちに剥がれ落ちる
魔法のような万能洗剤
「洗剤革命」


ライブドア対フジテレビ(1) ライブドア、拒否権獲得


すでにあちこちで議論がなされているライブドアのニッポン放送株
取得事件ですが、株式制度を考える上で実に興味深い。今後ライ
ブドアがどうなるかはともかく、堀江社長は法制度を利用するのが
巧みだなあと痛感。



 インターネット関連サービスを提供するライブドアが8日、東証二
部上場のラジオ局、ニッポン放送の株式を35%取得したと発表し
た。フジサンケイグループの中核企業、フジテレビジョンは同じグ
ループのニッポン放送を子会社化するため、株式公開買い付け
(TOB)で株式を買い集めている最中だった。ライブドアが大株主
に登場したことで、フジテレビはTOBの戦略見直しを迫られそうだ。

 ライブドアはニッポン放送株を7日までに市場で買い増し、出資
比率を5.4%に引き上げた。8日早朝には子会社を通じて立ち会い
外取引で、機関投資家な どから29.6%の株を追加取得。合計で
35%の株を手中に収めた。投資総額は概算で700億円。株主が
33.4%以上の株式を取得した場合、株主総会で 重要事項に対す
る拒否権を持つことができる。ニッポン放送株を巡っては、村上世
彰氏が率いる投資ファンド「M&Aコンサルティング」が、2003年
時点で 筆頭株主として登場。今年1月時点で20%弱を保有して
いた。




まずは事実の把握から、ということで。



今回チェックするポイントは、35%という微妙な数値についてです。

「子会社に対する影響力」でも書きましたが、株を持っていると持
ち株比率に応じて会社にいろんな影響を及ぼすことができます。

35%(3分の1超)あれば、株主総会の特別決議に対する拒否権
を行使できます。拒否権の行使とは、合併とか定款変更など、会
社再編に必要な手続きを拒否できるということです。

今回の事件の構図は「ライブドア対フジテレビ」であり、その舞台
がニッポン放送ということになります。フジテレビはフジサンケイグ
ループの再編を模索していたわけですが、その中核企業のニッポ
ン放送に対する拒否権をライブドアが手に入れて、のどもとに刀を
つきつけられた格好になりました。

ライブドアのベストシナリオとしては、ニッポン放送を子会社化する
ことでフジテレビをも子会社化してしまうということです。そして一
気にライブドアグループを強化する。ネットとテレビ・ラジオが融合
するわけですから、そこには巨大なシナジーが発生することは間
違いありません。

ニッポン放送はフジテレビの22.5%もの株式を所有する筆頭株主
ですから、そんなこともあながち夢物語ではないわけです。








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