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ふかひれ明太子


ライブドア対フジテレビ(5) リスキーなMSCB

今回のニッポン放送株取得の件で、ライブドアホルダーを狼狽させている
のが、700億円(最終的には1000億円くらいになるかも…)もの取得資金
の調達方法のことです。

資金調達のやり方にはいろんなスキームがありますが、ライブドアが採用
したのは「MSCB(転換社債型新株予約権付社債)」という悪名高いスキ
ームです(ライブドアのプレスリリース)。

ライブドアは、このMSCBによって800億円の資金を調達し、そのほとんど
をニッポン放送株の取得につぎ込んだことになります。

そもそも、お金が必要になったときにどうやってその資金を調達するかが
ファイナンスなわけですが、その代表的な例が増資(直接金融)と融資(
間接金融)です。

増資は株を発行して投資家に買ってもらうことで、融資は銀行からお金を
借りることですね。増資は利払いが不要というメリットがありますが、1株あ
たりの利益が希薄化されるので既存株主の利益を害するデメリットがあり
ます。他方、銀行からお金を借りると既存株主の利益は守られますが、利
払いの負担が生じて経営に悪影響を与えます。

あと、社債は会社が直接一般投資家から資金を借りる方法ですが、これ
も銀行融資と同様に利払いの負担が生じます。

これに対して、MSCBは利払いの負担が生じない社債です。お金を借りて
利息を支払わないでいいので、会社にとってはありがたいファイナンス方
法です。

またライブドアの場合、増資はしたばかりなので「またかよ!」とひんしゅく
を買って株価が下落するに決まっていますが、MSCBならすぐには株主資
本が希薄化しないので有利かもしれない、ということのようです。



MSCBにおいては、ライブドアはお金ではなく新株を発行してリーマンへの
借金を返済することになります。

ライブドアは利息を支払わなくていいのですが、それではお金を貸してくれ
るはずがないので、リーマンに有利なように条件が定められています。

簡単に言うと、リーマンはライブドア株を時価の1割引で入手することがで
きます。それを即座に市場で売れば、瞬く間に10%の利益が転がり込み
ます。

また、リーマンには空売りという手もあります。堀江社長から借りておいた
株を空売りしておいて、株価が下がったところでMSCBを株式に転換すれ
ば、10%どころではない利益が転がり込むかもしれません。

このため、フツーに考えれば、少なくとも短期的にはライブドア株は低迷を
余儀なくされるはずです。

ライブドア株が上昇するには、ニッポン放送の50%超の株式を取得して経
営権を握ることが必要でしょう。

利益剰余金だけで1600億円もある金持ち企業のニッポン放送を子会社に
できれば、リーマンが空売りしようが合理的な投資家は買いに回ります。

その勝算があるかどうかは後になってみないと分からないのですが、普
通はそれがなければこんな危険なMSCBを発行してまでニッポン放送株を
取得したりしないだろう、と考えます。



なお、ライブドア関係者は今回のMSCBは株価が上がれば上がるほどリ
ーマンにとっておいしいのでリーマンは売りに回らないと考えているようで
すが、それはおかしい。

転換価格にたとえば450円といった上限があるならリーマンは株が上昇す
ればするほど儲かることになるが、上限価格がないので、リーマンは空売
りする以外に10%以上の儲けを出すことはできないわけだ。

一抹の不安としては、会社の上層部でさえもがこのMSCBのしくみを完全
には掌握していないらしい、ということだ。どうも、堀江社長自身も誤解して
いる部分があるようで、この人たちは筋金入りのプロなのか、筋金入りの
シロートなのか、ちょっと首を傾げてしまう。




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