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Louis Vuitton ルイ・ヴィトンダミエ≪ロングストラップミュゼットサルサ≫【カード・コンビ...
Louis Vuitton ルイ・ヴィトンダミエ
≪ロングストラップミュゼットサルサ≫


遊園地としての煙草

2003年11月、僕は30歳にして「禁煙」した。喫煙との決別で
ある。

きっかけは、仲間だった人たちと喧嘩したことだった。休憩場
所でいつもいっしょに煙草を吸っていた人たちと仲違いして、
僕はしばらく一人きりで煙草を吸っていた。

あるとき、ふと考えた。僕が煙草を吸う意味があるのか、と。

僕が煙草を吸い始めたのは20歳のころだった。孤独で、傷つ
きやすく、人間関係が不得意で、しかも先の見えなかったころ
の僕は、煙草という麻薬にすがりついた。

煙草は癒しの小道具だった。煙草は僕の友達であり、唯一信頼
のできる同士だった。

僕は煙草とともに社会にもまれ、煙草とともに生きてきた。

僕は煙草に依存している――そのことに僕は気づいていた。別
にヘビースモーカーではなかったが、煙草がなければ僕はバラ
バラになってしまうような気がした。

僕は煙草に縛られていた。無力な僕は、自由を求める気すらも
ちあわせていなかった。

自由は10年の時を超え、突然やってきた。それも、別に僕が
求めたわけでもないというのに。

煙草仲間との仲違いをきっかけとして、僕は煙草をやめること
になった。別に、やめようと決意したわけではない。何となく、
煙草を吸う気がしなくなっただけなのだ。

僕は煙草を吸う意味を考えてみた。僕はなぜ煙草を吸うのか。
煙草はおいしく、僕を癒してくれる。人とのコミュニケーショ
ン・ツールにもなる。

煙草には悪い面だけではなく、いい面もたくさんある。けれど
も、根源的に考えて、僕は煙草を必要としていなかった。僕は
煙草が好きだ、けれども僕は煙草を必要としていない。

実を言うと、僕は今でも煙草を吸うことがある。たとえば、極
度にストレスがたまったとき。たとえば、煙草を吸う女の子と
会うとき。たとえば、破れかぶれになったとき。

僕は吸いたいと思ったら煙草を吸う。煙草を吸うのにためらい
はない。けれども、僕はすぐに煙草のない生活に戻る。僕は煙
草のない世界に住んでいるが、ときどき煙草のある世界へと遊
びに行く。今の僕にとって、煙草はたまに行く遊園地のような
ものだ。

こんな状態だから、僕が正確に「禁煙」しているのかどうかは
定かではない。でも僕的には、煙草があってもなくてもどうで
もいいという現在の境地が好きだ。


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