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■ | 閑散に売りなし |
まぐまぐより ○父がかつおぶしをご飯に かけて、かつおぶしが動くと、 冗談で「生きとる、 生きとる」 と言っていたのを、本気で信じ ていた。 かつおぶしというのは、袋に 入ってる間は死んでるが、ご 飯にかけるとご飯の水分を吸 収して生き返り、 醤油をかけ ると水分をとり過ぎてまた死ん でしまうんだ、と信じていた。 |
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ふつう、相場というのは出来高を伴って上がるもので、閑散相場で はだらだらと下げるものだ。つまり、閑散相場は下落相場のはずで ある。 それが、この格言は、閑散時に相場が上昇することを表現してい る。「売りなし」ということは「買い」だから、買って儲かる上昇相場 ということだろう。 …なんかおかしいような気がする。 ということで、この格言の意味をきちんと調べてみたのだが、どうや らこれはだらだら下げる閑散相場で「まだまだ下がる」と調子に乗 って空売りを仕掛けることを戒める意味合いがあるようだ。 つまり、閑散相場というのは売りも買いも枯れた状態なわけで、 突発的な材料で暴騰したり暴落したりするわけだ。このような状 態で空売りを仕掛けていると、突然の暴騰に一気にやられてしま うことになりかねない。 だから、「売りなし」では言葉足らずなのだ。「閑散に買いなし」で もあるのだ。つまり、相場が動き出してからそれに追随することが 大事。 どちらかというと短期投資家向けの格言といえよう。 |
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